会社員をしながら副業でせどりを始めようとして、まず「中古か新品か」で迷った方は多いのではないでしょうか。そして副業を始めた人の多くがぶつかるのは、実は「稼げるかどうか」ではなく「続けられるかどうか」という壁です。この記事では、会社員として働きながら副業で中古せどりを始めた実体験をもとに、最初に直面する「時間が足りない」という壁の正体と、それを越えるための考え方をお伝えします。
この記事でわかること
- 中古せどりが副業に向いている理由
- 「稼げるか」より「続けられるか」が本当の分かれ道
- 会社員をしながら、中古せどりを始めた話
- 最初にぶつかった「時間の壁」
- 壁を越えるきっかけになった「先行投資」という考え方
- ツールを使っても、もう一つの時間の壁が来る
- 「全部自分でやる」を手放す、その先の話
中古せどりが副業に向いている理由
せどりは、正しいやり方さえ押さえれば再現性の高いビジネスです。中でも中古せどりは、副業として始めるハードルが比較的低いという特徴があります。新品せどりの場合、どこから仕入れるかというルートの確保や、ある程度まとまった仕入れ資金が必要になりますが、中古せどりは店舗せどりや電脳せどりから、少ない資金でも始められます。会社員が副業として始めるなら、今後さらに一般的になっていく流れも踏まえて、参入しやすい選択肢と言えるでしょう。
ただし、中古せどりには「利益率は高いが、手間がかかる」という側面もあります。この手間の正体と、それでも中古を攻めるべき理由については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
「稼げるか」より「続けられるか」が本当の分かれ道

副業でせどりを始める前、多くの人が気にするのは「どれくらい稼げるか」だと思います。しかし実際に会社員をしながら副業で中古せどりを続けてみると、本当の分かれ道は別のところにあると感じました。それは「続けられるかどうか」です。特に中古一点モノは、1点仕入れたら1点分の出品作業がまるごと発生します。会社員として働きながらこの作業量をこなすには、稼ぐ力そのものより、限られた時間をどう使うかという視点の方がずっと重要になってきます。
会社員をしながら、中古せどりを始めた話
私が中古せどりを選んだのは、正直に言うと、特別で説得力のある理由があったわけではありません。会社員として働きながらせどりを始めようとしたとき、新品をどこから仕入れればいいのか、ツテも情報もありませんでした。ネットで検索すれば仕入れサイトはいくつか見つかりますが、そんなに簡単に見つかる時点で、参入障壁がどういうものかはなんとなく分かっていました。結局、中古を選んだのは「それしか選択肢がなかった」というのが本音です。
最初は仕入れのことなど考えず、自分の身の回りの不用品を売ることから始めました。自分にとっては不要なものでも、世の中には必要としている人がいます。せどりを始めるときに大事なのは、儲けるためのノウハウを素直に実践することだとよく言われますが、それ以上に大事なのは「実際に出品して売れる」という経験そのものだと思います。ノウハウはこの時代、ネットで調べれば十分な量が出てきます。高い費用を払って教材やセミナーを受ける必要はありません。まずは低資金・低リスクで始められる中古せどりで、売れる経験を積んで自信をつけてから、本格的に仕入れを考えるようになりました。
この、身の回り品から始めて先行投資マインドの壁を越えていく過程については、以下の記事でさらに詳しく振り返っています。
最初にぶつかった「時間の壁」
自信がついてから始めたのが、店舗仕入れです。いわゆるリサイクルショップをまわる、店舗せどりです。せどりアプリを入れたスマホを片手に、会社が休みの土日に店舗をまわりました。近隣のリサイクルショップをリストアップしていくつものルートを作り、次の休みは次のルート、というように回っていきます。休みの日は、店舗での仕入れだけで1日が終わってしまいます。
仕入れた商品をきれいにして写真を撮り、商品説明を作ってAmazonに登録する作業は、主に平日の夜にやっていました。会社員なので、当然そうなります。始めた最初の数カ月は、寝る時間以外のほとんどをせどりに費やしていたと思います。
ここで、一つの壁にぶつかります。「ここまでやって、実際にどれだけ儲かっているのか」という壁です。始めた当初は、この時間を使ってアルバイトをした方がよほど割がいいのでは、と思いましたし、実際そうだったと思います。ただ、どんなビジネスにもこういう時期は必ずあります。誰でも簡単に、しかも時間もかけずすぐに儲かるようなビジネスがあったら、すぐに廃れてしまうはずです。みんながやり出しますから。その壁を越えた人だけが、次のステップに進めるのだと思います。私もそれを実感しながら、そう自分に言い聞かせて愚直に続けていたのを覚えています。

壁を越えるきっかけになった「先行投資」という考え方
その壁を越えたころ、考えるようになったのが「効率化」でした。つまり、費用をかけてさらに儲けを出すことを考え始めたわけです。これは先行投資的な発想ができないとなかなか挑戦できない部分で、正直、試してみないと分からないところもあります。作業効率化ツールや併売登録ツールなどは、はじめは費用がかさむと感じましたが、使うだけの価値がありました。代表的なところではKeepaのようなツールもそうですし、それ以外にもいくつかのツールを導入していました。

比較的早いタイミングでツールを導入した方だと思います。つまり、売上規模がそれほど大きくない時期からツールを使い始めました。はじめのうちは、利益よりツールの費用の方が上回っているような状態です。それでも良いと思っていました。どうなりたいかというイメージが最初からできていたので、完全に先行投資として割り切っていたからです。この考え方は、今振り返っても良かったと感じています。そうやって続けているうちに、気づいたら手元にお金が残るようになっていきました。
ツールを使っても、もう一つの時間の壁が来る

ここから先は、それを拡大してひたすら繰り返すだけ、と思っていたのですが、今度は別の壁にぶつかります。時間そのものの壁です。会社員である以上、使える時間には限りがあります。さまざまなツールを使ってもなお、です。もっと規模を拡大したいのに、自分一人の時間ではどうしても追いつかない。ここまで来て、はじめて「稼ぐ力」ではなく「時間そのものの使い方」が本当のボトルネックなのだと気づきました。
会社員の副業で本当に問われること:副業で中古せどりを続けられるかどうかは、実は「いかに儲けるか」より「いかに限られた時間を有効に使うか」で決まります。そしてそれは、ツールをどれだけうまく使いこなせるかと、ほぼ同じ意味だと思います。

「全部自分でやる」を手放す、その先の話
この時間の壁を越えるために考えたのが、作業パートナーを頼むことでした。ランサーズで探したり、身近な人にお願いしたりしながら、少しずつ作業を任せられる体制を作っていきました。ここから先は経営的な判断、つまり自分にしかできない判断に時間を使えるようになり、気づけば自分自身の作業時間は、始めたころに比べて驚くほど少なくなっていました。ただ、これはこれで一つの大きな判断が必要になる話なので、詳しくは別の記事で振り返っています。
まとめ
会社員をしながら副業で中古せどりを続けられるかどうかは、稼ぐ力そのものより、限られた時間をどう使うかという視点で決まります。ツールを導入したからといって、すぐに利益をもたらしてくれるわけではありません。あくまで効率よく利益を生み出しやすくするための道具であり、使いこなすまでには多少の時間がかかります。それでも、副業で専業と同じくらい稼ぎたいという目標があるなら、早い段階でのツール導入は先行投資として検討する価値があります。ただし、まずは自分の不用品を出品して「売れる」という成功体験を積んでから、というのが個人的なおすすめです。
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